2023年8月2日
昔カナダのモントリオールというとこでオリンピックが行われたとき、新聞を読んでいたおばあさんが言いました。
「このプレッシャーさんというのは強いのねえ。」
日本選手がことごとく予選落ちして、またプレッシャーに負けたと連日連夜新聞やマスコミが書き立てたからです。
緊張やプレッシャーが好きな人なんかいません。一般レベルでは。
ごく稀に、良いところに回ってこい、ここで活躍すれば自分はヒーローだと思う異常人はいますけど、普通は違いますもんね。
嫌に決まってますよ。追い詰められるのなんか。
でも必ずしもそれがそうではない場合があったりしましてね。
ここに宗猛さんという80年代を代表するマラソンランナーがいます。
当時世界最強と言われた、瀬古選手と比較された世界的アスリートです。
この人がこういう事を言っています。
「自分は心配性で、大会のスタート前緊張しっぱなしだった。逃げ出したいほどだった。良くないことをあれこれ考えてしまうんです。まだ何も起こってないのにね。まあそういう性格だったんでしょう。でも、それがあるときから全く緊張しなくなったんです。なんでかわからないけど、リラックスして試合に望めるようになった。」
そのあと、彼はため息をつくようにこう続けました。
「ただ、そこから全く勝てなくなったんですよ…。」
名前は失念しましたが、ある有名な画家も言っています。
「自分の絵が下手に見えてる間は大丈夫。まだ伸びてる時期だ」…と。
あなたは緊張しますか?怖いですか?
そんなの当たり前です。それでいいんですよ。
結果が出るのを恐れる。
それは、あなたが成長してる証。